「FXって、時間足がいっぱいあってなんかよくわからない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、複数の時間足を組み合わせてチャートを分析する『マルチタイムフレーム分析』を使えば、
相場の”全体像”と”細かいタイミング”を同時につかむことができます。
トレンドに乗るチャンスを逃さず、無駄なエントリーを減らすためにも、
この分析手法は初心者にこそ知っておいてほしい考え方です。
本記事では、
FX初心者の方でもわかりやすいように、マルチタイムフレーム分析の基本的な考え方から、
実際のトレードでの使い方までを丁寧に解説していきます。
「どの時間足を見ればいいの?」「どう組み合わせたらいいの?」
といった疑問を解消しながら、あなたのトレードを一段レベルアップさせましょう!
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マルチタイムフレーム分析とは?

FXのチャートを開くと、
1分足・5分足・1時間足・4時間足・日足など、さまざまな「時間足」が表示されます。
マルチタイムフレーム分析とは、
これら複数の時間足を組み合わせて、より精度の高いトレード判断をする分析方法のことです。
トレード初心者の中には、
「どの時間足を見ればいいかわからない」「いつも短期足だけで判断して失敗してしまう…」
という方も少なくありません。
しかし、上位足で相場の大きな流れをつかみ、下位足でエントリーのタイミングを探ることで、
ムダなトレードを減らし、勝率を上げることができます。
マルチタイムフレーム分析の基本的な考え方
マルチタイムフレーム分析の考え方は、次の2つです。
- 『上位足のトレンドに逆らわない』
- 『大局(流れ)を確認してから、タイミングをとる』
たとえば、日足で上昇トレンドが出ているなら、基本的には買いエントリーを狙う方が有利です。
そのうえで、1時間足や15分足を使って「いつ買えばいいか」という具体的なタイミングを探ります。
なぜ初心者こそ使うべきなのか?
マルチタイムフレーム分析を使うことで、次のようなメリットがあります。
- 全体の流れに逆らった”逆張りトレード”を防げる
- 「今は待つべき相場か」「入るチャンスか」が判断できる
- 感情的なエントリーを減らし、冷静にトレードできる
初心者が陥りがちな「なんとなくエントリー」を避けるためにも、
マルチタイムフレーム分析は強力な武器になります。
初心者が迷わない!時間足ごとの役割と使い方を解説

FXでは、「どの時間足を見るか」によって相場の見え方がまったく変わります。
そこで重要になるのが、
上位足・中位足・下位足という3つの時間軸を”目的別”に使い分けることです。
それぞれの時間足には役割があり、連携して使うことで分析の精度がグッと高まります。
ここでは、マルチタイムフレーム分析でよく使われる時間足と、それぞれの役割をを紹介します。
上位足:相場の流れをつかむ【地図】のような役割
例:日足・4時間足
上位足は、相場の全体像やトレンドの方向性を把握するために使います。
たとえば、
日足で上昇トレンドが続いているなら、「基本は買い目線で戦略を立てる」ことになります。
✅ポイント:上位足のトレンドに逆らったトレードは基本NG
初心者ほど短期足だけを見て逆張りしがちですが、上位足の流れを確認すれば
「今はエントリーを控えるべき相場か」も見えてきます。
中位足:具体的なシナリオを立てる【作戦ボード】
例:1時間足・30分足
中位足は、上位足の流れを踏まえたうえで、どの価格帯でエントリーするか、
どこに損切りや利確を置くかなど、トレードプランを具体化する段階です。
✅ポイント:方向性とタイミングをすり合わせる”中継地点”
たとえば、「上位足で上昇トレンド、中位足で押し目を形成している」なら、
次に狙うべきエントリーポイントが見えてきます。
下位足:エントリー・決済のタイミングを計る【拡大鏡】
例:15分足・5分足・1分足
下位足は、実際にエントリー・決済するタイミングを図るために使います。
動きが細かいため「ダマシ」もありますが、すでに上位・中位足で環境認識を済ませていれば、
下位足での迷いも減り、ピンポイントで入れるようになります。
✅ポイント:下位足だけを見て判断しないことが重要!
時間足は、「トップダウン」で見ていこう!
マルチタイムフレーム分析では、基本的に上位足→中位足→下位足の順に確認していく
「トップダウン方式」がベストです。
例:日足・4時間足でトレンド確認→1時間足で押し目や戻り目を探す→15分足・5分足で
エントリータイミングを判断
このように、時間足ごとの役割をしっかり理解すれば、無駄なトレードを避け、
優位性の高いポイントだけを狙えるようになります。
マルチタイムフレーム分析の具体的なやり方

ここからは、マルチタイムフレーム分析を使って
「実際にどうトレードするか」をステップ形式で紹介していきます。
ステップ①:上位足で環境認識【大きな流れをつかむ】
まずは、日足や4時間足などの上位足を使って、今の相場がどういう状況にあるのかを確認します。
- 現在のトレンド(上昇・下降・レンジ)
- サポート・レジスタンスの位置
- 高値・安値の更新状況
- チャートパターンの有無
✅目的:『買い目線』か『売り目線』かを決める
たとえば、日足で高値・安値を切り上げているなら『上昇トレンド』と判断し、
買いのチャンスを探す準備をします。
ステップ②:中位足でシナリオを立てる【押し目や戻りを探す】
次に、1時間足や30分足などの中位足を使って、どのタイミングで入るかを考えます。
- トレンドの継続・転換サインの有無
- 押し目買いや戻り売りの形ができそうか
- エントリーできそうな価格帯(ゾーン)
✅目的:『どのあたりまで引き付けて入る』をイメージする
この段階で『ここまで下がったら買おう』『このラインを抜けたら売ろう』
といった戦略が描けるようになります。
ステップ③:下位足でエントリー【タイミングを測る】
最後に、15分足・5分足・1分足などの下位足を見て、実際のエントリーポイントを探します。
- ローソク足の反転サイン「ピンバー、包み足など」
- ダウ理論に基づく高値・安値の切り替え
- オシレーター系インジゲーター(RSIなど)によるサポート
✅目的:『できるだけ有利な位置で、根拠のあるタイミングで入る』
上位・中位足の分析をもとに、
ここでしっかり根拠を持ってエントリーできれば、感情に左右されにくいトレードができます。
補足:時間足の組み合わせ例
初心者におすすめの時間足セットは以下の通りです。
分析段階 | 推奨時間足 | 主な目的 |
上位足 | 日足・4時間足 | 環境認識・トレンド把握 |
中位足 | 1時間足・30分足 | シナリオ設計 |
下位足 | 15分足・5分足 | タイミング決定 |
この『上位→中位→下位』の順番で分析を行うことで、無理のないトレード判断ができるようになります。
初心者がつまずきやすいポイントと注意点

マルチタイムフレーム分析はとても有効な手法ですが、初心者がいきなり取り入れようとすると、
逆に混乱してしまうケースも少なくありません。
ここでは、よくあるつまずきポイントと、その対処法をわかりやすく解説していきます。
①:時間足ごとの動きがバラバラに見えて混乱する
よくあるのが、上位足では上昇トレンドなのに対して、下位足では下落しているパターン。
こうした矛盾に見える動きに戸惑い、「どっちにエントリーすればいいの?」
と迷ってしまう方も多いと思います。
対処法:
- 上位足の方向を優先して判断する(大きな流れに逆らわない)
- 下位足の逆行は、『一時的な押し目・戻り』と捉える
②:いろんな時間足を見すぎて、判断が鈍る
真面目な初心者ほど、「日足も見て、4時間足も見て、1時間足も…」と
全部の時間足を見てしまい、かえってエントリーできなくなるケースがあります。
対処法:
- 分析に使う時間足は3つに絞る『上位・中位・下位』
- 「目的別に時間足を使い分ける」ルールを決めておく
③:すべての条件が揃うまで待ちすぎてチャンスを逃す
「上位足も中位足も下位足も、全部パーフェクトにそろった時だけ入ろう」とすると、
なかなかエントリーできず、機会損失につながります。
対処法:
- 完璧を求めすぎず、”7~8割の条件が揃ったら入ろう”くらいの柔軟さも大事
- 『このパターンなら入る』と決めたら、ルールに従う勇気を持つ
④:チャート分析だけして、ルールを決めていない
マルチタイムフレーム分析をしても、「どこで入るか・どこで切るか・どこで利確するか」
が曖昧なままだと、結局は感情に流されやすくなります。
対処法:
- エントリー・損切り・利確の具体的な条件を事前に決める
- 分析結果をもとに、ルールとセットで行動するクセをつける
✅ワンポイントまとめ
マルチタイムフレーム分析は、
『上位足で流れをつかみ、中位足で作戦を立て、下位足でタイミングを取る』ことが基本。
そこに迷いを減らすための”シンプルなルール”を持つことが、成功への近道です。
分析だけでなく、資金管理やメンタルを整えることも大切です。
👉【FX入門】リスクリワードレシオとは?勝率より大切な資金管理の基本
まとめ|マルチタイムフレーム分析を習得して勝率アップを目指そう

FXで勝ち続けるためには、相場の全体の流れを正しく読み取ることが欠かせません。
マルチタイムフレーム分析は、
そのための強力なツールであり、初心者でもコツを掴めば効果的に使いこなせるようになります。
この記事でご紹介したように、
- 上位足で大きなトレンドを把握し、全体の方向性をつかむ
- 中位足で具体的なシナリオを立て、エントリーポイントの目安を決める
- 下位足でタイミングを計り、根拠のあるエントリーを行う
という流れを意識することが大切です。
また、初心者がつまずきやすいポイントも理解して、シンプルなルールを守ることが
勝率アップにつながります。
完璧を求めすぎず、段階的に習得していきましょう!
FXは決して簡単なものではありませんが、正しい分析方法とメンタル管理で、
あなたのトレード力は確実に向上します。
ぜひ、今回のマルチタイムフレーム分析を活用して、次のレベルへ踏み出してください。
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