【FX初心者向け】プロスペクト理論って何?トレードがうまくいかない理由がわかる!

脳のイラスト FX

FXを始めてみたけれど、
『なかなか利益が出ない』『損切りができないと感じたことはありませんか?

FXの世界では、9割は負けているって話はよく聞きますよね?
しかも負けている9割の人はある事実を知らずに、トレードを繰り返すことで自ら負けているんです。

コツコツ勝って、ドカンと負けているタイプの方がこの事実を知らない人たちですね。

この記事では、人間が損を嫌い、利益を早く確定したくなる心理を説明する『プロスペクト理論』をわかりやすく解説します。

あなたが絶対に負け組の9割にならないために、
その事実を本質の部分から知っていただき、それに対する対応策を徹底的に身につけていただきます!

この記事を読み終わる頃、あなたはきっと負け組の心理状態を徹底的に理解し、
実際の相場で、負け組の心理を利用し利益を得る力を身につけているはずです!

FXはゼロサムゲームです。

誰かの損があなたの利益になり、あなたが損をすれば誰かの利益になる。

この世界で勝ち残るには、必ず必要な知識なので頑張って身につけてくださいね!

それでは始めていきます!!

プロスペクト理論とは?

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そもそもプロスペクト理論って何?

プロスペクト理論とは、ノーベル経済学賞を受賞した
心理学者ダニエル・カーネマンらが提唱した行動経済学の理論です

簡単に言えば、『人は利益よりも損失に強く反応する』というもの。

たとえば、次のような質問をされたとします。

🧠【あなたならどちらを選ぶ】

A:確実に5万円もらえる

B:50%の確率で10万円もらえるが、外れると0円

おそらく多くの人が『A』を選びます。
なぜなら『損をしたくない気持ち(リスク回避)』が強く働くからです。

逆に損失が絡むと、次のような選択では…

A:確実に5万円を失う

B:50%の確率で10万円失うが、当たれば損失はゼロ。

この場合、多くの人が『B』を選びます。
ここでは『損を確定したくない』気持ち、つまり損失回避バイアスが働くのです。

このように人は、得る喜びよりも、失うショックの方が2倍以上大きく感じる。

これが、プロスペクト理論の本質なのです。

なぜFXと関係あるの

FXは、言うまでもなくお金のやり取り。

しかもトレードでは、自分の判断で秒単位の売買をするわけです。
このとき、冷静さよりも感情が判断を支配する瞬間がたびたび訪れます。

『利益はすぐ確定したくなる』

『損失はなかなか確定できない』
これはまさに、プロスペクト理論に基づく損失回避バイアスによるもの。

損を認めたくない気持ちが働き、結果的に損失を拡大してしまうのです。

特に初心者は、相場の動きに慣れていないため、ちょっとの含み損や含み益に一喜一憂し、
”利益は小さく、損失は大きく”という負のスパイラルに陥りがちです。

プロスペクト理論を知ることで、『なぜ自分がその行動を取ってしまったのか』
理解できるようになり、感情に飲まれないトレード判断の第一歩を踏み出せます。

➡️プロスペクト理論についてもっと深く学びたい方には、以下の本がおすすめです!
📘『ゾーン-相場心理学入門』

📘『デイトレード』

FX初心者が陥りやすい”3つの落とし穴”

ベンチに座って顔に手を当てている男の子

①利益を早く確定してしまう

『+1000円なった!よし、利確しよう!』

これはFX初心者によくあるシーンです。

確かに利益が出ることは喜ばしいことですが、
問題は本来もっと伸びるポジションを早々に手放してしまうことです。

なぜそうなるかというと
『このまま逆行して利益が消えたら嫌だ!』という恐怖心が先に立つからです。

これはプロスペクト理論でいうところの『確実な利益を取りたいバイアス』

結果として、小さな利益をコツコツ取っていっても、
大きな損失が一度来ると帳消しになる、という悪循環になってしまい、
トータルで稼ぎにくくなります。

②損失を確定できずに耐えてしまう

『もう少し待てば戻るはず…』

そう思って損切りを先延ばしにし、気づけば含み損が拡大していた…
という経験、ありませんか?

この心理は、損を確定すること自体が『自分の負けを認めること』のように感じてしまうからです。

『マイナスのまま決済したら悔しい…』

『あと少しで戻るかも…』
これらの気持ちが、冷静な判断を麻痺させます。

プロスペクト理論ではこれを、『損失回避バイアス』と呼び、
損の痛みは利益の喜びの2倍以上強く感じると言われてます。

トレードルールが感情に負ける

FXで勝っている人の多くは、『手法が優れている』のではなく、
『ルールを守り抜く力』に優れているのです。

ところが、プロスペクト理論的には『感情』がルールを壊しにかかります。

  • 決めた損切りラインをずらしてしまう
  • 絶対に入らないと決めた時間帯にエントリーしてしまう
  • ポジションを持ちすぎてしまう(オーバートレード)

どれもその瞬間の『得したい』『損をしたくない』という感情に飲まれた結果です。

このような感情によって、決められたルールを守れなくなり冷静な判断ができず、
ギャンブル的なトレードになり、損失が拡大していきFXの世界から退場していきます。

プロスペクト理論を知ることで変わること

テクノロジー

感情と距離を摂る意識が持てる

プロスペクト理論を理解していれば、

『今、損を回避したくて無理にポジションを耐えてるな』

『今、確実な利益を取りたくなってるけど、まだルールには早いな』
このように、自分の心理状態に気づき、それを客観視する力が身につきます。

それができれば、トレードの精度が格段に上がります。

損失と向き合う力がつく

プロスペクト理論を理解している人は、『損切り=逃げ』ではなく『戦略的撤退』と考えます。

無理にトレードして負けるより、
早めに損切りして次のチャンスに備えるほうが、長い目で見て勝てるのです。

損を小さく切る力は、実は勝者の証。

損失を恐れず、早めに損切りすることは長期的に利益につながります。

そのマインドシフトができるようになると、損切りの重要性も納得できるようになり、
あなたのトレードスタイルは一気に変わります。

FX初心者におすすめの対策法

本棚から本を拾う人

『プロスペクト理論を理解した』とはいえ、
実際のトレードで感情を完全にコントロールするのは至難の業です。

なぜなら、”感情”は頭で理解しただけでは制御できない本能だからです。

そこで、ここでは実践的かつ初心者にも取り入れやすい対策法を3つ紹介します!

①トレードルールを明確に決める

エントリー・利確・損切りのルールを事前に決め、それを必ず守る。

感情ではなく、『ルールに従う』ことが大切です。

②感情を記録するトレードノート

プロのトレーダーの多くが実践しているのが『トレード日誌』です。

自分のトレード中の感情や判断の理由を記録しましょう。

あとから読み返すことで、無意識の心理パターンに気づけます。

③小ロットでトレードを行う

最初から大きな金額でトレードすると、感情が強く働きます。

初心者はまず、デモ口座小さな金額で練習し、感情をコントロールする経験を積みましょう。

自分の感情に左右されないためには、まず「自分に合ったトレード環境」を整えることが大切です。
以下のFX口座は、初心者でも使いやすく、取引ツールも充実しているのでおすすめです!!

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まとめ|プロスペクト理論をを知れば、FXが変わる

テクノロジー

FXで勝つために必要なのは、優れたインジゲーターや予想力ではありません。

本当に大切なのは、自分自身の”感情”を理解し、コントロールする力です。

FXは技術だけではなく、『心理との戦い』でもあります。

プロスペクト理論を理解することで、自分がなぜ失敗するのか、その理由が見えてきます。

トレードにおける感情を客観的に見つめ、ルールを守ることで、勝てる確率は確実に上がります。

プロスペクト理論は、単なる学問ではなくあなたの資産を守る”武器”です。

ぜひ今日から、あなたのトレードに取り入れてみてください!

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